消えたい僕は、今日も彼女と夢をみる

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 知らなかった。  花笑(はなえ)む君が見つめる先に、いつも僕がいたこと。  気付けなかった。  君が手を差し伸べてくれていた意味。  この学校の一番天国に近い場所で、君と僕は出会っていたんだ。  虹色の雨が降り注ぐ中、強く繋いだ手を思い出した。  だから今度は、もう間違えないと胸に刻む。  彼女と生きる時間を取り戻すために。
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