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ある日。
白塚組本邸に来た珠葵たち。
会議では、白塚組の傘下にある組も来る。
なんも、次期組長の話題が出ているらしい。
狐の仮面を被り、別室で待機していた。
「そういや、本邸に来るの初めて?」
「うん。記憶が正しければ初めて。多分、来たことない」
「俺も」
組員らしき人の出入りは、あるみたいだけど。見たことない。
「失礼します。お2人とも、お待たせしました。行きましょう」
「はい」
白塚組本邸の大広間で行われる。
ピリピリと肌を刺すような緊張感。
全員スーツで出席している。
「おはよう、みんな」
組長と組長補佐で絢世の兄 淳弥そして、元組長 諒蔵も出席した。
「会長もだ」
「他の組もいるし、今日の会議は、余程のことだろう。聖羅様もいらしてるし」
着物を着て、幼い面影が残る女性が向こう側に座っているのは、白塚聖羅。淳弥の一人娘。
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