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「武田。あんたもディガラントのファン?」
武田颯澄そして、水沢洋一と端住明義。
「そうなんだよ。買えなくてさ」
「分かるわ〜、私も昨日買えなかったからさ」
「アイツって、最近学年の順位上がっているらしいよ」
と陽一。
「マジ?」
「そういや、この前のテストも学年上位にいたわね」
「知りたくね?」
「よしっ」
雑誌に夢中になる鷹嶺。
あーーー、クソかっこいい。ディガラントは、やっぱ、すげぇや。眩しすぎる。
「水無月…」
「あ?」
颯澄と希依は、鷹嶺に話しかけた。
「あのさ、その雑誌。どこで買った?」
「これ?駅前の本屋だよ。あった分だけ買った」
「あった分?何冊買った?」
「もしかして、お前らもディガラントのファン?」
希依と颯澄は、激しく頷く。
「3冊あるから…あげよっか?」
「マジで!」
「いいのか?」
「いいよ」
なんだ。意外と話しやすい。
喧嘩が強い、一匹狼の不良。
見た目で判断しちゃ、いけないな。
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