第3話 友達大作戦

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そうだ。 颯澄は、何か思いつく。 「なあ、水無月さ。最近、テストの順位上がってるだろ?先生には、教えなくていいから、俺らには教えてくんない?」 しばらく考える。 「分かった。言ってもいいけど、本人嫌がるから言わないようにしてたんだ。そしたら、放課後、旧校舎の1階1番奥の教室で待ってて。いつも一緒にいるヤツらもいいよ」 放課後、希依たち6人は、言われた教室で待っていた。 「颯澄たち、すげぇよ。あの水無月と話すなんて」 「怖くない?」 と翠が心配そうに聞く。 「いや、むしろ、話しやすくてさ。なんか、楽しい」 「へえ」 「あ、来た」 「お待たせ」 鷹嶺の後ろに隠れている人がいる。 「ほら、大丈夫だから」 「うぅ…」 「初原さん!」
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