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「ご主人と葵ちゃんにまで、近づくなんて…」
「あ、そうそう。和美、まだ、話してなかったな。こいつ、遠藤朝姫。うちらの仲間で絵美の親友なんだ」
と言う。
「そうなんですか！」
「うん。ただ、3年前ぐらいから連絡取れなくて…しかも、住んでいたアパート引き払っているんだよね」
「それって、どういうことなんですか？」
ソファーに座っていた慎司と葵が、椅子に座る。
「あたし、絵美の家によく遊びに行ってたから。そうそう、子どもいるよ」
「お姉ちゃんの子ども？」
ピラッと1枚の写真を見せる。
「こっちが、絵美で。こっちは、子どもの珠葵」
「わあ。お姉ちゃんの子だけど、すごく真面目な子だね」
「学級委員とかやっていたからね。学年首席にいたしね」
知らなかった姉の話を教えてくれる。
お姉ちゃん、どこにいるの？
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