第4話 妹

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「じゃあ、帰るよ」 「すみません、いつもお世話になって…」 と慎司。 「気にしないでください。絵美の妹とその家族は、絵美にとって大事なモンだからさ」 「またなー」 そう言って、玄関を開けると。 「あ」 スーツを着た男性がインターホンを押すところだった。 「誰だ?」 「朝姫さん、覚えてますか?若葉です」 「若葉…あ!若葉さん!お久しぶりです。どうしたんですか?」 極道一家 白塚組若頭 若葉治良。 「こちらに、絵美様の妹さんが住んでいると聞いたのですが…」 「若葉さん、あんたのこと信じてはいるけど。和美に何か用か?」 未和と朝姫は、和美たちを守るように立ち塞がる。 「危害を加える気はありません。お伝えしたいことがあります」 2人は、もう一度、家に上がり治良の話を全員で聞いた。
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