登場人物紹介(ダドリー、王都編)

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登場人物紹介(ダドリー、王都編)

  〇 ダドリー家の領地  レーニエ王国の西の端。  二つの隣国(友好国)と交わっているが、盗賊は出るので辺境警備の王立第四騎士団在中。  山と谷、棚田、オリーブ、ブドウ、城塞都市  邸宅から王都までお貴族様的に平坦な道をゆっくりだと二週間、  抜け道強行で行けば十日、  早馬乗り捨てで一週間。  ちなみにぶっ通し早駆け五日間という記録を騎士団長のダンが樹立している。 【登場人物】  ナタリア・ルツ・ダドリー伯爵令嬢    愛称・ナターシャ  こげ茶色の髪(とび色)  明るい茶色の目(クルミ色)  よく見たら美人。  西の辺境伯ダドリー伯爵の三女  スタートは二十歳。  辺境騎士団と警備に回り、男の剣もふるえる。  16歳の時に父が倒れ、19歳の兄と15歳の弟とともに領地経営を行う。  その引継ぎのどさくさで兄がうっかりブラック金貸しにしてやられた過去から、  契約に関しても正しい知識を得ている。  ダドリーの領地は二つの国との国境に当たり、長姉・次姉はそれぞれの国の国境の貴族に嫁いだ。  母も北の異国から嫁いだため、あわせて四か国語を駆使できる。  勉強は得意、睡眠は数時間で大丈夫。とにかく頑丈。  ローレンス・ウェズリー侯爵  ダドリーの借金返済と持参金なしを条件に、  ナタリアと強引に短期間で政略結婚した。  ウェズリー大公の次男(年取ってからできた末っ子)。  27歳。  ダークゴールドのブロンド青色がかった薄い灰色の目、たれ目気味が愛嬌。  美形でセックスはうまいため、国内外問わずモテた。  実情は甘やかされぼんぼん。  不始末はお父さんと家令のグラハム卿におまかせ。  ウェズリー大公  先々代王(『征服王、またの名を好色王』)の末息子。  母マチルダの身分が多少低いため王位継承権から遠い。  しかし父に溺愛されたため発言権は強く、先代を侮り幅を利かせ、  長きにわたり権力を握り続ける、めんどくさい爺。  茶色の髪、青みの強い灰色の目  ごつごつとした体格、大きな鼻、岩のような顔。  容姿がコンプレックス    〈系図と時系列〉   先々代王 → 先代王(長男)   → 現王       → 王太子(長男)        ∟ ウェズリー(末子) → ローレンス(末子) マリア・ヒックス子爵令嬢  ヒックス子爵の庶子。  ふわふわの金髪、青い目、絶世の美少女。  控えめで従順。  女好きのヒックス子爵がとある女性に産ませ、ロザリア修道院へ突っ込んだ。  美貌を見込まれ引き取られてすぐに還俗させられ、12歳でヒックスの三女と公表。  第二王女(第三側妃様が生母、派閥はぎりぎりウェズリー)の侍女として上がり、ローレンスに見初められる。  13歳で妊娠。  結婚は16歳と法で定められてあるため、王都の邸内東館で保護。  子爵の庶子ではつり合いが取れないため、ウェズリー系列のバンクス伯爵の養女となる。  愛妾ではなくいずれ正妻にしたいローレンスは戸籍上の母とするためにナタリアと契約結婚した。  歳の離れた美丈夫のローレンスを敬愛している。 《ダドリー家関連》 ジャック・ダドリー前伯爵  ナタリアの父。  よく見たら美形だけど目立たないため、するりと閨に入るのが得意  弄んで捨てたマギー・サンズ男爵令嬢に恨まれたのは後々まで語り継がれる伝説級。  のちにダドリー家で良くないことが起きると『マギー・サンズの呪い』と言われることに。  意外と丈夫。  ナタリアが16歳の時に事故で死にかけて息子のトーマスに家督が引き継がれたが  一か月後に復活。  その一年後に末娘が生れるほどに元気。  茶色の髪、茶色の目。 ヘンリエッタ・ダドリー前伯爵夫人  ナタリアの母。  美人。  金髪に濃い青の目。  東北の国ザルツガルド(戦争の一歩手前の敵国)の高位貴族の娘。  出会ってすぐにジャックに妊娠させられ結婚。  双子の長女アガサ(西北サイオンの公爵家へ嫁ぐ)と  次女シルビア(西南キニーネの伯爵家へ嫁ぐ)を産み、  年子で長男トーマス、  三年後に三女ナタリア、  年子で次男ルパート、  五年後に三男ジュリアン  ラストの四女アリスたどり着いたときには四十を越えている。  細マッチョな夫に溺愛されて、結婚以来ほとんど辺境に囲われる。  夫が婚前にマギーと二股をかけていたことをそこそこ根に持って何かあると持ち出す、  ケンカップル。 トーマス・ダドリー辺境伯爵当主  ナタリアの兄。  茶色の髪と目、父ジャックを育ちの良い人にしたような見た目。  まつげは長い。  強烈な個性の姉二人の下に生まれた跡取りのせいか、押しに弱くちょっと頼りない。  見た目で舐められやすいが、実はそれを利用して成功する。  父が倒れ、家督を継いですぐに駆け付けて嫁いでくれた妻のダイアナ最強。  妻のおかげで生きている。 ディアナ・ダドリー辺境伯夫人  トマスの妻、ナタリアの義姉。  超美人。  黒髪、青い目  強くて賢い。  ナタリアとタッグを組んで領地経営を推し進める。  父の親友レドルブ侯爵の長女。  見た目月の女神のようだが、王都からダドリーまで一週間で馬をばしたことがある。  曾祖父が宰相  王太子妃の母方の従姉  やるときはやる夫にギャップ萌え  現在、宰相一派と一緒に王制を牛耳るウェズリー大公のことをクソ爺と思っている。 ルパート・ダドリー  ダドリー家次男。ナタリアの一つ下の19歳。  王立辺境騎士団団員。実力はダン団長の次点。  金髪に近い茶色、温かみのある茶色の目  大柄、がっしり系、落ち着いていてナタリアより年上に見える。  ちょっと残念なわんこ、ナタリアを世界一愛している。 ジュリアン・ダドリー  ダドリー家三男。15歳。  ナタリアの五つ下の弟、王立学院在学中、成績は主席。   金髪に青い目、兄弟で一番賢くて一番美しい。  見た目は天使、中は鬼畜、剣技も学院ではトップレベル。  ルパートのナタリアに対する愛にちょっと引いているが、  実際はどっこいどっこい。 アリス・ダドリー  母にそっくりな四歳。  かわいい。  一緒に育った甥のクリスチャン(長兄トーマスの子)が大好き。 クリスチャン・ダドリー  トマスとダイアナの息子  三歳くらい。  アリス大好き。 《騎士団関連》 ダン・ベインズ  28歳  第四辺境騎士団隊長 ベリアル伯爵家三男 勘当されて改姓。  大柄がっしり体型、赤毛ライトグレーの目  大公がらみで辺境に飛ばされる  妻、テレサ17歳を20歳の時に失う リロイ・ウインター (本名クリストフ・リロイ・ヴァンドゥーズ)  19歳  辺境騎士団団員  細マッチョ、プラチナに近い金髪、エメラルドのような緑の目  15歳の時、大公がらみのトラブルでダドリー家を頼った。  ルパートと同い年で仲が良い。  ナタリアが初恋。 カーク・レイン  騎士団の行政官。副団長  偽造に詳しい。  30歳。茶色の髪と目  線が細い、指が長い。  妻子持ち、二十歳で年上の幼なじみと結婚、ダドリー領へ連れてきている。  二人目の子がアリスと同い年、家族ぐるみの付き合い 《王都関連》 カーソン・レドルブ侯爵  ※当初伯爵で記載していましたが変更しました。変更漏れがあればすみません・・・。  義姉ディアナの父。  ナタリアの結婚式で父の役をしてくれた。  ナタリアの父の学友で、タウンハウスを失ったダドリーに王都での便宜を図ってくれる。  妻の実家はバルアーズ公爵家。 ライオネル・バルアーズ  15歳。  バルアーズ公爵家の長男。  皇太子妃の弟。  ナタリアの義姉・ディアナの従弟。  ジュリアンと頭脳剣技共に主席を争う。  黒髪、紫の眼  ナタリアの結婚式に公爵家代表として出席。 エリザベス王太子妃  紫の目、プラチナブロンド。  バルアーズ侯爵家長女。  王と夫を悩ませるウェズリー大公、くたばれ  ウェズリー大公の反対派閥の隠れ急先鋒。  多くの有能な部下を従える。 ジェニファー・ホーン  元子爵令嬢。  医師、三十代。  黒髪黒い目  有能だが、両刀で、どちらかというと女性大好き。  ナタリアの筋肉に惚れている。 メアリー・パール子爵夫人  王太子妃の侍女  王太子宮殿図書館司書でもある。  超有能。  派閥の令嬢たちむけに移動図書のようなものを行っている。  恋愛小説オタク、娼館のつてあり。  行政官の資格あり。  黒髪黒目、黒メガネ  四十代  実は、ホーン医師の姉。 王妃の行政官→王太子妃教育長官→王太子妃の専属侍女   夫は次期宰相 《ウェズリー邸内》 コリン・グラハム 家令  45歳。  家令。独身。  蛇面。  大公直下の家令だったため、ローレンス・ウェズリー邸でやりたい放題しており、  早々にナタリアと対立することになる。  大公の執事(子爵)の弟となっているが・・・。 チャールズ・セロン 執事  50代。  独身。  ローレンスの忠犬。  忠犬ゆえにナタリアの能力を認める。 アニー・ソウ  ナタリア付きの侍女  準男爵家の娘   ナタリアの二つ下  ローラ  部屋係の一人  トリフォードの騎士ぶりにかなりあこがれている デイジー  食堂担当  恋愛小説が好き アベル・トリフォード  ナタリア専任の護衛騎士、22歳。  金色に近い茶髪黒い目  ダドリーと領地交換したトランタン伯爵の分家、トリフォード子爵の三男。  ちなみに、トランタンは現在領地経営が上手くいっていない。  アベル自身、実家と仲が悪い。  大公閣下の愛妾のお誘いを断り、左遷人事でナタリアの護衛になった。     ダビデ  トリフォードの同僚。  ウェズリー侯爵騎士団の中で一番大柄  酪農出身、平民、力持ち  ナタリアの嫁入り同行者の一人  ナタリアの手管で失神したローレンスを運ぶ ティモシー・トロント行政官  ローレンス付きの行政官  三十代 侍女長 ミリー・サリバン  40代  ウェズリー大公直属のため、グラハムの横暴をある程度容認。  乱暴された侍女たちに避妊薬を渡す係を担っているが、さすがに嫌になっている。   猫のウィル  厩舎生まれ、灰色ハチワレタキシード雄  青い目、長めの柔らかな毛並み、白靴下猫  めちゃくちゃ賢くてかわいい最強の猫。 マギー・サンズ男爵令嬢   見た目が派手。黒い巻髪、緑の瞳。  ツンデレじゃじゃ馬だったため、遊んでいると思われがち。  ナタリアの父と深い仲だったが、ヘンリエッタが彼の婚約者として現れた途端捨てられた。  その後の転落ぶりから、ジャック。ダドリーを呪っていたという噂が。  『マギー・サンズの呪い』のひと。
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