〈おまけ〉パリの中心で愛を叫んだ夜の、甘〜いお仕置き

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 テオの片方の手が前側に伸び、もう一度僕のあそこを掴んだ。同時に刺激され、下半身の感覚がおかしくなる。もう、自分の身体じゃないみたい。こんなことされて、どうしようもなく気持ちよくなるなんて。 「……入るかなぁ。ミカ小さいからなぁ。でも、柔らかそうだし」  いつの間にか舌を離していたテオが、独り言のように言う。だからいま、あそこを撫でているのは、たぶん、指だ。  テオが立ち上がる。戸棚にあったオリーブオイルの瓶を取って、またベッドに戻った。その瓶を傾け、手のひらに垂らす。 「ごめん。痛かったら、言って」  次の瞬間、はっきりと輪郭のある刺激が背筋を走り抜けた。 「……やっ、あっ、……はぁん……ああっ」  堪えきれず、大きな声を上げてしまった。背中が反り返る。テオの指がゆっくりと蠢く。あの骨張った長い指が、いま自分の中にあるのだと思ったら、興奮で身体がぞくぞくした。 「ミカ、大丈夫?」  聞かれても、上手く返事ができない。んんっ、と吐息のような声が漏れ、大きく肩で息を吸った。中で指を動かしながら、テオが僕の背筋を舐めあげる。 「……ミカがいやらしくて、すごく興奮する」  興奮する、と言われて、ちょっと安心した。  女じゃないし、身体つきも幼いままだし、これまでの恋人と比べたらきっと物足りないと思う。でも、  僕に興奮して、夢中になって、他の何も目に入らなくなればいい。 「……大丈夫、気持ちいい」  ようやく言葉に出すと、さらに強い刺激が走った。思わず声を上げ、身をよじる。
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