自立支援制度とバイト

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抑うつ状態と診断されてから何ヵ月経っただろうか。 病状は、普通の生活を送れたり送れなかったりの反復。 でもそれに負けない日が来ることを祈りながら少しずつ頑張ってやっている。 おばあちゃんは、病院行かなくても大丈夫なのでは? と言うが、心に住む悪魔と天使が、言い合っている。 結局病院に行ってきて、自立支援制度を取得する事にした。 3日後市役所に行ってみたもののはじめての制度申請に迷子になり、市役所の人に案内してもらった。 そこには私は、聞いたことが無かった社会福祉課という文字が大きく書かれていた。 優しそうなお兄さんに話を聞いて封筒の資料を受け取った。 でもこれって障害者扱いされないかと心配がよぎった。 医療費が安くなるなら入った方が良いとアドバイスをくれた。 私はバイトが好きだ。無心に仕事をしていると不安が無くなるから楽なのかもしれない。 5月末は忙しかった。猫の手借りたい位だった。でも猫にだって苦手な事は、あるだろう。 今日の私のリストは昼11時30分から15時まで働き2時間休憩し、17時から21時まで働いた。 第1回の仕事は、ハンバーガー作り。休む暇がない位どんどん注文が入り、バーガーの数が増える。私の手が機敏に動く。 客がやっぱり要らないときには、数分待ったら捨る。これは、食品ロスだと思うが、どうにもならないのだろうか?私が、忙しくしていると猫のような顔をした可愛らしい同級生位の子が水をくれた。「すみません」と思いながら混み具合の様子をみてから飲んだ。まさか厨房で水を飲めるなんて知らなかった。水の中に入っている透明な形をしたものは、口に入れるとガリガリと音がして、私の喉を、心を潤してくれた。 バイトも終わり帰宅。 学校の準備をしたりしているとあっという間に12時になっていた。 明日は、学校。自分に自信のない日々が続いている不安な気持ちを感じながら寝た。 私は人が多いと怖い、人が近くにいると怖い、そして、学校の笑いが耐えない人達が怖い。 一人になりたい。いつも我慢しながらの生活を送っている。 今 病気になって思う事は、普通の生活のありがたみを学んだ。 自傷は、するけど仕方がない私自身ネットを見て精神疾患の話を聞いて対処法を見つけた。それは、「自分の病気を認める」と言うこと、最初は、何で自分がと攻め続ける日々だったが冷静になろう。 外は、怖いが少しでも進展すればご褒美をあげる方法で乗り切ってみようとも思っている。 もし近くに私と一緒の境遇の人がいたなら乗り越える方法など聞いてみたい、話し合いたい。 そんな友達が出来るといいなと思っている。
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