無題の詩

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
詩を書き始めた、 丁度5年前の雨降る頃に。 それは心のメッセージ、 それは心の整理でだった。 今更想いは届かない、 だけどぼくは書き続けた。 書き尽くした頃出逢いがあった…… そして今、 また詩を書き始めた、 昔と同じ様な事で。 不思議なことに、 昔も今も詩を書いていると 必ず飼い猫が寄ってくる。 動物というものは不思議なもので、 空気を敏感に感じ嗅ぎつける。 念の空気、 感の空気、 悔やむ空気、 静かな空気、 同類した空気…… そう、猫と人間との共有な時。 彼ら猫たちも、 心のメッセージと整理をしている。 同調した空気の中、 飼い猫たちと一緒に、 薄暗い部屋から空を見上げた。 七月初旬雨季の頃、 ずっと居座るこの雨雲は、 何時になったら消えるのかな?
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!