新妻の怪我~敦司side~

8/9
前へ
/804ページ
次へ
そう言って、最後まで食べず…先に出て行った。 「全く…困ったヤツだな…」 「私…尚也君に嫌われてますね…」 「そりゃそうだろ?同い年で義理の姉なんだから・・・まぁ、無視すればいい…気にするな…陽那ちゃん」 「そうよ、佑介兄さんの言う通り…気にしないで…陽那ちゃん…アイツ…今反抗期だから…」 「・・・」 「尚也が酷いコトを言ったようだな…当主のこのわしは謝ろう…すまない…陽那さん」 「お義父さん!?いえ・・・」 「尚也は認めてなくても…君は敦司の妻だ…それは変わらない…気にするな…」 「・・・」 父上は陽那に対してあまあまだった。 きっと…亡くなった娘の和香と重ねているのかもしれない。

最初のコメントを投稿しよう!

1831人が本棚に入れています
本棚に追加