推しの結婚

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 たとえその姿が私には見えなくても、私のことを忘れてもいい。  お願いだから。  私も、頑張るから。  チェキに描かれたメッセージを読んで、私はつぶやく。 「私にいつも支えられてる、有難う、なんて、それはこっちのセリフだよ」    溢れる涙が暖かいのは、きっと推しがそれほどにずっと温かな存在だったから。  私の心を照らし続けてくれたから。  芸能界から、推しは消えていく。  でも推しの光は、たとえ推しが死んでもきっと私の中から消えないだろう。
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