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「じゃーん!!」
「これ、は」
もしかしても、もしかしなくても。
「魔法のパンツ!」
どう見てもそれは紙おむつだった。
固まるあたしに、アース王子は自分のパジャマのズボンを下げて見せた。
「ほら見て、ぼく、コレを履いてからベッド汚さなくなったんだよ! すごいでしょ!?」
まばゆい笑顔のアース王子はとても嬉しそうで。
「これ、ユメカにもあげるね! グッスリ眠れて最高だよ!」
「え、あ、うん」
あまりも嬉しそうなアース王子を前に、断ることもできず。
あたしは紙おむつを手にする羽目になった。そりゃ、家ではいつもしていたけれど。
「ありがとう、アース王子」
とりあえずはお礼を言い、あたしは部屋に戻った。あたしだけじゃないんだ。そう思うと自然に口元がゆるんだ。
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