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3話 ふたつめのヒミツ
朝が来た。ドアをノックする音がして、あたしはぼんやり目を覚ます。
「おはようございます、ユメカ様。メイドでこざいます」
「メイド、さん? あれ、ここ、家じゃないの?」
「ハナノ王国のお城でございます」
え? ハナノ王国? 日本じゃないの? あたしはさすがに驚いて目が覚める。そうだ、あたし、今異世界にいるんだ。
「入りますね」
「え、あ、はい!」
反射的に返事をしてあたしはベッドから降りて立ち上がる。ろこつにぷっくりと膨らんだ下半身を見て、慌ててあたしは掛け布団を引っ張りそこを隠した。
「魔法のパンツはこの紙袋に入れて、この部屋にあるシャワーを浴びてきてください。変えのパジャマをご用意しております」
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