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だけど。親友のユカリちゃんがあたしと離れたがらなくて。
「夢花ちゃんとずっと一緒にいれてユカリ嬉しい!」
「あ、あたしも」
「一緒のベッドで寝ようね! 夢花ちゃん!」
「う、あ、うん、いいよ」
トイレも、お風呂も、ご飯も。
ユカリちゃんは笑顔でついてきて。
とうとうあたしは、ベッドに入るまでに紙おむつをつけることが出来なくて……。
その後は、思い出したくもない。からかう男の子を止めるユカリちゃんと、ミジメに濡れたパジャマのまま泣きじゃくるあたしと。みんなが見ている廊下に干されたおねしょぶとん。
ずっとユカリちゃんはあたしに声をかけてそばにいてくれたけれど、その後の修学旅行は全く記憶になくて。
次の日からあたしは、不登校になったんだ。
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