深夜に真也飯。

登場人物profile

＊料理する人：増井真也
　カメラマンだったが交通事故で重傷を負い、車椅子生活をしている。
　入院中に知り合った麻酔科医の香織と結婚して主夫となり、料理を作ることに目覚めた。
　いかに手間をかけずに美味しい料理を作るかを追求して香織を喜ばせるのが生きがいだが、風景写真家になるという夢もあきらめていない。

＊美味しく食べる人：増井香織
　総合病院に勤める麻酔科医。自他ともに認める麻酔オタクなので真也の苗字に惚れたという噂が飛び交ったが、本人は否定はしていない。
　毎日忙しく仕事をする香織にとって、帰宅すると真也の作る美味しい料理が待っていることが至高の喜び。
　年下夫の真也とカレーをこよなく愛する。

＊ゲスト：鈴木健介
　香織を通して真也と友達になり、月に一度呑み会をする仲間である。
　病気のために左胸にペースメーカーを入れているが、妙に明るい性格でみなを和ませる。何かとこじらせがちな真也のよき相談相手。
　みなとスーパーに商品を配送する運送会社の社員。

＊ゲスト：鈴木舞
　鈴木の妻。鈴木のことを「健ちゃん」と呼ぶ。鈴木とは七歳離れていて大変愛されている。
　鈴木とは勤務先のみなとスーパーで知り合った。普段はサービスカウンターなどにいる。　

＊みなとスーパー：早月(さつき)小百合(さゆり)
　真也行きつけ店舗のパート従業員。野菜売り場の品出し担当で、真也に料理のアドバイスをしたりする頼もしいおばちゃん。舞とは別の店舗。
　なお、かわいらしい名前であることはほとんど知られていない。

＊みなとスーパー：富樫(とがし)雄二(ゆうじ)
　真也の高校時代の同級生。真也からユージと呼ばれている。事故後はしばらく疎遠になっていたが、真也にとって今も気負いなくつき合える数少ない友人のひとり。
　みなとスーパー本社で勤務する社員でもあり、鈴木夫妻を招いて宅呑みをする際には差し入れをしたりもする。

＊おことわり
　本作品は本格的なレシピを提供するものではありません。
　時には市販のものを取り入れることにより、手間をかけずに毎日の食卓を彩ろうというものです。
　ご理解ご了承のうえ、本作品をお楽しみください。