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番外編
母と会ってから3ヶ月後やっとゴールインして、式を挙げたけどもやはり父は、あのことがショックだったのか式には出てくれなかった。
自分の娘がLGBTなのだからどう接したらいいのか分からない父は娘だったはずの僕を初めて悩んでいた。
最後の花のライスシャワーを抜けていくと正面に誰か立っている。
しかも男性で動揺が隠せない。
怖いとも言えずに進んで行くとそこにはまさかの人がいた。
それを見た瞬間驚いてしまった。
私から僕になってしまった父は微笑みながら
おめでとう!と言われた。
父には、申し訳ないと泣きながら抱きついた。
何とも言えない雰囲気だったが生まれてから変わってしまった自分は、父には言いづらくて心に封印していた。
父と関わる時には演じるしかなかった。
本当に申し訳ないという気持ちしか浮かばなかった。
しかし、演じる自分には、正直うんざりしていたのだからもう演じる自分を卒業と決意した。
今まで隠していたそんな娘を尊敬している。
本当の自分を現したからだ。
次の日、家を出て行く準備をしていた。
自分の部屋の入るのは、何年前だろうか結構前に12、13年前。
好きのように生きたいのに、これ可愛くない?ってかわいい服や物を押し付ける母で、スカートも履きなさいと押し付けられるのでそれが嫌で家出。
高校1年生で家出したが行き場所がなくて友達の家で生活をしていた。
その家が図書館出会ったあの子である。
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