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あとがき
私が思うに、学生時代の恋愛と、大人になってからの恋愛というものは、全く別物のような気がします。
特に初恋は「もどかしさ」「大胆さ」「初々しさ」「未熟さ」など、色んな要素がありますが、計算や打算がなくて、真っ直ぐに一生懸命になれるものだと思っています。
初恋ではないですが、私自身も「いい恋してたなぁ…」と思い出すのは、やはり高校時代です。
恋愛って、それだけが全てではないけれど、それだけで世界が違って見える不思議な魔法みたいなものです。
だから、初恋の人とずっと変わらない気持ちで一緒にいられたら、それってとても素敵なことですし、特別なことだと思います。
そういう物語を描きたいなと思って、幼馴染同士の恋愛模様に今回は挑戦してみました。
エッセイでは呟きましたが、連載が始まるまで「ラスト、萌は陽斗と海翔のどちらとくっつけようかな……」と悩んでいました。
5年ぶりに会った初恋の相手?
ずっと傍にいた幼馴染?
当たり前だと思っていたことが、実はそうではなくて、手放してみて初めてその価値に気づく。
そういう関係を描きたいと思った時に、結論は必然的に見えてきました。
物語の舞台となっているのは、岐阜県の高山市。
私も連載開始時に訪れましたが、趣のある素敵な街です。
「祭り」とか「宮川」とか「神社」くらいしか、キーワードになっている名詞は登場していませんが……(笑)
少しでも感じ取っていただけたら嬉しく思います。
応援特典では、陽斗と萌のシスコン兄ちゃんの絡みを描きたかったので、あんな感じのお話ができました!
クリスマスデート、素敵ですよね。
応援特典は15日の深夜0時に公開予定です🌟
まだまだ構想は膨らみますが、次回作に取り掛かってしまったので、取り敢えずはここでいったん終了ということにしたいと思います。
次回作は明るめ大人ラブコメです🌟
近々公開しますので、またご縁がございましたら、お付き合い頂けると嬉しく思います。
「太陽と海のトライアングル」を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
あんこ
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