ただ、君を恋ふ -萩と白露-

「あなたが見せてくださる夢は、なんと甘美なのでしょう」紡がれるは、たおやかに儚い泡沫の恋。【美貌の皇子との運命の出逢い】

冴月希衣

恋愛 完結
41分 (24,289文字)
【美貌の皇子との身分差の恋物語】BOOTHで文庫頒布中ですが、残部0となりましたので文庫改稿版に差し替えて再公開します

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あらすじ

 清澄な秋の朝。咲き揃う萩を愛でるように、花弁に顔をすり寄せる鹿の群れ。甲高い鳴き声が共鳴し合う朝靄の中、ふたりは出逢う。 「名は、告げられません。どうか、このままお捨て置きくださいませ」 「あなたの

感想・レビュー 1

切なくて甘くて、とても美しいお話でした。

甘く切ない、身分の差が壁となる大人の純愛。 儚げで、言葉一つひとつが品があり美しく、魅了され、一気に引き込まれました。 心理描写がとても丁寧で感情移入してしまい、胸が張り裂けそうなほど、悲しい気持ち
ネタバレあり
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