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くたびれたワイシャツ
足掻いても足掻いても変えられない真実ってやつがこの世にある。オレは今にもこの世界がひっくり返る様な真実を探り出している。前々から不審に思っていた、人間がいる。彼は、この世界で富裕層に属している。金が全てだ、そう言わんばかりの富豪で、なりふり構わず金を無心している外道に、幅を利かせて、この治安を護っていると嘯いている。カネなんかなくても生きられるだろうけど、オレはやっぱり金に固執してしまう。希望などない。誰が他人の不祥事を金にするんだ?誰も読みたくないだろ?人の不正を正す聖職なんて、時代錯誤だ。今は、もうそんな奴らを書いても誰も喜ばない。時代は、見たくないものを見過ぎでいる。情報過多の現代社会に於いて、人の不正を正す正義などで金は食えない。僕は、何故ここにいるのだろうか?我ながら呆れてしまう。この世界に一人でも、僕みたいな人間が居てくれたら、それだけでオレは充分だ。何が言いたいかって?それはオレしか知らない。勿論、同意だ。
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