Night Necro

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また、あの夢だ。 ほんと、ふわふわ浮いた感覚でよく分かるわ。 また、目の前に真っ暗闇が広がっていて、どこに行けばわからない。 けれど、またいつものように道が開けて。 道が開けて・・・ そこには・・・ あたしが、望んでいる人たちの姿があって。 初めて、鮮明に『見』えて。 手が差し伸べられて、その手を取ろうと追いかけて。 でも、やっぱりそこにはあの人が立ちふさがって。 『ダメだ・・・!!』と語りかける。 「何でだめなのよ!向こうにはおとうさんも・・・おかあさんも・・・そしておじいちゃんもいるのに!!」 『だって、キミはまだ生きてるんだからね。』 表情をさえぎっていた逆光が、なくなり、そこにはあたしが今さっき会ったばかりのあの人がいた。艶やかな黒髪の・・・ツクモさん。 何であたしの夢にツクモさんがいるの?それも、昔から。 不思議でたまらなくて、思わず夢のなかだけれど声を荒げて尋ねる。 「ツクモさん!!どうして!!」
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