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ーside mahiruー
長年、京の隣に居てわかったことがある。
「やっほー真昼くん!いつぶり?会いたかったよぉ」
「いつぶりかなぁ、覚えてないや。それよりお金払う。いくらだった?」
「いーよ全然。あたしが好きでやってることだし、お金とか要らないから!」
「んー、でもいつも悪いし。安くないでしょ、コレ」
「やぁだ、あたしだって働いてる大人だし平気よ?それに、真昼くんと会える口実になるもの」
「そっか。やさしいね」
京は手に握らされた小さめの紙袋の中身を確認し、それからクッと口角をあげた。
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