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私は暁さんの甘い甘い香りに包まれて、ベッドに降ろされた。 そして、ギュッと抱きしめられた。 「あ…かつき…さんが、死んじゃうかと思って… 怖かったの…」 私は暁さんの首元に唇を当てて言った。 「え、そっちかよ… 死なねーよ。 死んだとしても、お前は助ける。」 「やめて、暁さんが死んだら私も死ぬ。」 「…すごい愛の告白に聞こえるんだけど?」 「違います。 茶化さないで。」 「俺は… お前の居場所になれるかどうか、分からない…」 暁さんは、私の黒髪を撫でてそう言った。 「…婚約者がいるから?」 「…婚約者!? 誰だそれ!? あ、あぁ、美香のことか! 婚約者じゃねーよ! 親が勝手に決めた許嫁ってだけ!」 「一緒でしょ。」 私は暁さんの首に手を回して、彼に口づけた。 唇は、まだ、ほんの少し震えていた。 彼は火がついたように、私をベッドに押し倒し、唇をむさぼった。 震えは止まったけれど、言ってしまいたくなった。 好き… いや、愛している、と… 私のために、生きて…と… そんなのは、ヤクザに通じるのかどうか、よく分からないけれど。 「夜宵… 触っていい…?」 「ん… いいよ…」 暁さんは、私の首筋にキスを落としながら、そっと胸に触れた。 それは、まるで、宝物を扱うように大切に… 気づいたら私は上半身はブラだけになっていた。 胸の谷間にキスを落とす暁さん。 彼の身体は温かく心地よくて、ブラのホックが外された時、私は眠りに落ちた。 「え… 冗談だろ… 夜宵…?」 暁さんの地獄の夜は続いていくようだ。
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