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第6話.友情が芽生えた日?
憧れのブロガーAさんから、再びメッセージが送られてきた。
今度は、なんだろう。
まずその疑問が頭に浮かんだ。
不安な気持ちで、メッセージを読み進めると、前回「しにたい」と失意の底にいたAさんとは真逆だった。
『まゆちぇさん、こんにちは。
まゆちぇさん、私とお友達になってくれませんか?
わたしはまゆちぇさんのことを、愛しています。人間として。まゆちぇさんなら、私のことを理解してもらえる。そう思いました。
図々しいお願いをしてすみません。
でも、これは本心です。 Aより』
胸がドキリと音を立てた。
思わず目を凝らして、もう1度最初から読み直す。
私がブログを書きたいと思ったのは、Aさんの家庭環境がうちと似て複雑だったから。
ブログで、両親から惨い虐待を受けながらも必死に生きている姿がカッコよくて、凛々しく見えた。
そんなAさんがブログで弱音を吐くときは、本当に守ってあげたくなる。
そして、やはりお互い被虐児という共通点に共感した。
だけど所詮、Aさんは別世界の人。
そう思っていたのに。
「Aさんとお友達に……………?」
それに、愛してます、って。
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