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「それに、柚、図書委員だから、こうやって一緒に色々できんじゃん? 楽しくねぇ?」
いつものふざけた調子で付け足して、手をプールにつけると、こっちに少し水を飛ばした。
「何、それ。つめたい!」
ずっとふざけている。
クラスでも、席も近くてふざけているのが当たり前なのに、なんだろう。
でも、なんかちょっと、最近、どこか違う。
ヘラヘラ笑っている龍之介を見た。
「クラスでも一緒じゃん」
「んー。でも、柚、俺の事、ふざけてる奴だとしか思ってないだろ?」
そういいながら、少し後ろに肘をついて、寝そべるように寄りかかった。
「え? そうでしょ? ふざけてんじゃん」
さっきだって、女の子とヘラヘラおしゃべりしてたし。
「ははは。そうだけど。そろそろさ、ちゃんとこっち見て欲しいとも思うわけ」
え?
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