花とシロ
5/8
読書設定
目次
前へ
/
9ページ
次へ
月日が流れて両親も他界、 広い家に花は独りになったけど 「おばちゃ~ん、シロ~」 妹達の子供や孫達は そう声かけながら ひっきりなしに家に来ていた。 「自分で所帯をもたなくても 家族は出来るもんだわ、シロ」 皆に振る舞う料理の支度を 愉しげにする花の足許にはシロ。 この絵がピタリと止まったように 花とシロが死んだのは 花、90歳の春だった。
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
32人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5,663(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!