花とシロ

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   海から見た港町は  青い空を傘にして    緑の山を屏風に戴き  穏やかな人の暮らしを  護っていた。  一体何処に“(いくさ)”など  あるのかと疑うほど。  僕はここに寄港するのが  とても好きだった。  その町の清々しい活気の  せいでもあったけど・・・  何よりも、彼女の笑顔に逢うのが  嬉しかった・・・。                
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