第10話. ブログ終了、エブリスタへ

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   * 「小説サイト……?」 「そう、小説サイト……。エブリスタってとこなんだけど、そこはブログと違って読者さんと交流しなくていいみたい」   「全く交流がないサイトなんてないでしょ。また何かあったらどうするの?」       「待って、私がまたそこで活躍できるとは限らないでしょ?」    「まゆちゃんはまたそこで人気者になるよ。まゆちゃんは魅力的な文章を書けるからね」             どうしていつもそういう卑屈な言い方するんだろう。素直に褒めてくれてるように思えないよ。  でも、ここは私が我慢しなければならない立場。      「ねぇ、お願いします…。もうア○ブロのときのように○○(夫)ちゃんに迷惑かけないから」  頭を下げ続けた私に、夫は根負けしたように「そんなに書きたいなら頑張ってみればいいよ」と呆れながらも笑ってくれた。    2018年、12月19日。  こうして、また一から心機一転自分の生い立ちを書き綴ることになった。  エブリスタという新しい場所で――――――。
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