第10話. ブログ終了、エブリスタへ

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  誰にも伝えずに、エブリスタで執筆を開始した。  また振り出しに戻って書き始める。  ア○ブロでは、29歳まで書き終えたので、正直気が遠くなる話だ。  でも、今度こそ完結させたい。ア○ブロで成し遂げらなかったことを、エブリスタここに想いを込めて―――。  私は、しばらく連絡が途絶えていたAさんにはこのことを報告した。 「エブリスタで自叙伝を書き始めたの。Aさん、よかったら読んでみてね」  この一言と、エブリスタの私の自叙伝のリンクをLINEに貼ってAさんに送った。        ―――数日後、Aさんから送られてきた返信は驚くくらいあっさりしていた。 「ありがとう。わかった」     その一言だけだった。   この間あんなに親身になって話を聞いてくれたのに、Aさんはまた遠いところに行ってしまったように感じた。  そしてその後、Aさんはエブリスタに来てくれることはなかった。  原因は、なんとなくわかっていた。  わかっていたけれど、それを認めたくない自分がいた。
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