9人が本棚に入れています
本棚に追加
誰にも伝えずに、エブリスタで執筆を開始した。
また振り出しに戻って書き始める。
ア○ブロでは、29歳まで書き終えたので、正直気が遠くなる話だ。
でも、今度こそ完結させたい。ア○ブロで成し遂げらなかったことを、エブリスタここに想いを込めて―――。
私は、しばらく連絡が途絶えていたAさんにはこのことを報告した。
「エブリスタで自叙伝を書き始めたの。Aさん、よかったら読んでみてね」
この一言と、エブリスタの私の自叙伝のリンクをLINEに貼ってAさんに送った。
―――数日後、Aさんから送られてきた返信は驚くくらいあっさりしていた。
「ありがとう。わかった」
その一言だけだった。
この間あんなに親身になって話を聞いてくれたのに、Aさんはまた遠いところに行ってしまったように感じた。
そしてその後、Aさんはエブリスタに来てくれることはなかった。
原因は、なんとなくわかっていた。
わかっていたけれど、それを認めたくない自分がいた。
最初のコメントを投稿しよう!