第11話. 涙の無駄遣い

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第11話. 涙の無駄遣い

 第11話. 涙の無駄遣い  エブリスタで、有り難いことに私はまた大勢の読者さんに読まれるようになった。  ノンフィクションジャンルで、トップ10をキープできるほど。  とはいえ、エブリスタはア○ブロより母体がそれほど大きいとは言えない。  だけど、ほどほどのこの感じは私にとっては楽だった。    執筆に関してはそれほどストレスはなかったが、―――どうしてというかやはりというか、、  ア○ブロで私に関するデマを拡散したKさんと、Jさんは、エブリスタまで追いかけてきた。  これは、リアルにKさんとJさんに繋がっていた人物から聞いた話だ。  (※このKさんとJさんの話は、一旦横に置いて話を進めたいと思う)  一方、私が気がかりだったのは、最近ますます精神不安定になっていたAさんのことだ。  ブログを始めるきっかけになってくれたAさんは、本音を言うともうあの頃のように、私には輝いて見えていなかった。    どちらかというと、「放っておけない」「力になりたい」  ――そんな同情の気持ちで揺れていたんだ。
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