第10話. ブログ終了、エブリスタへ

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  翌日、意を決して、カヲルさんにLINEした。    「昨日は買い物をしていて電話に出られなかった。ごめんなさい」  なかなか既読にならなかった。  それでも私は待った。当たり前だ。  LINEにすぐお返事ができるとは限らない。  それは自分に限らず、誰だって同じだもの。       およそ2時間後、カヲルさんからお返事がきた。  それは、昨日までの感情的なカヲルさんではなく、冷静なカヲルさんに戻っていた。    冷静だけども、いつものカヲルさんではなかった。そして、その内容も《《いつものパターン》だった。 「まゆちぇちゃんは私はいないほうがいいんだよね。もうあなたの前から去ります。  これからもしネット上であなたを見つけても二度とあなたに声をかけるつもりはないから安心してね。  ア○ブロも退会したよ。  今までありがとうね。  カヲル」     
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