第11話. 涙の無駄遣い

17/24
前へ
/42ページ
次へ
  A「こんなことしか…  私はこんなことしかできない娘やけど知ってて死 んだんでしょう。私は大丈夫」       お母さんに、お花を添えたんだ……  私が泣いてどうするんだ、というくらい涙が次々と溢れて止まらくなっていた。       それを悟られないように、気丈に振る舞う。     まゆちぇ 「....そっか。 そっかぁ......‥叶うなら今すぐ抱き締めてあげたいな…」   A「でもお母さんと買い物とかもう夢のまた夢になったんだなっては思います。  もう帰ってこないので」  まゆちぇ「私も親が、 あんな親でも死んでしまったら  どんな気持ちになるだろう......」       これは本当にたまにふと頭に過ぎることがある。    A「複雑。それしか言えません」  まゆちぇ  「だと思う。頑張ったね、 頑張った!!」    A「お姉ちゃんありがとう。 私絶対負けない」  ま「Aちゃんがどんな気持ちで お母さんの為に花をあげにいったと思うと泣けてくるよ。  でも、仲間がいる!!それから、私もいる」  A「はい!お母さんには変わりないから...  たまにご飯作ってくれたから」  まゆちぇ  「うん!頑張ったねー」  A「泣けてきちゃったじゃないですか!  大丈夫。私は大丈夫」  ま「 私が泣いてる! 笑  大丈夫よ。Aちゃんは強いから。  今は無理でも乗り越えられるよ、きっと ...!!」 A「まゆちゃんの妹やから 絶対負けん!」  まゆちぇ  「ね、負けんよね! (涙)」    A「もちろん!!!」  まゆちぇ「偉いね、凄いね、 大好きだよ♡  Aちゃん、 大変だったね。   生きていてくれてありがとうね.... 」  A「私 生命力強いみたい笑 大好きです!!!」
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加