第10話. ブログ終了、エブリスタへ

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   カヲルさんは、私を誹謗中傷したKさんやKさんの仲間に対して自分のブログで「まゆちぇちゃんはそんなことしない子」と擁護してくれた。   「私はどんなときでもまゆちぇちゃんを待てる」、とも。  そんなふうに声高らかに私を擁護してくれたカヲルさんのブログをフォローした私の読者さんもたくさんいた。 『まゆちぇさんをよろしくお願いします』とカヲルさんに私の今後を託した読者さんもいた。    『まゆちぇさんのこと、ありがとうござい ます。 そしてこれからもまゆちぇさんを よろしくお願いします。 まゆちぇさんに コメントをしたことはあまりないのですが、 ずっとまゆちぇさんのブログに勇気 をいただいていました。 まゆちぇさんに とってカヲルさんの存在はとても大きく て大切だと思います。 だから、ずっとま ゆちぇさんをよろしくお願いします。 まゆちぇさんが幸せだということが、 私も 幸せです。 「今までありがとうございま した。 ゆっくり休んでください。」 とまゆちぇさんに伝えてくださると、 嬉しい です。』  そんな読者さんに対してカヲルさんは「まゆちぇちゃんのことは任せてください(^^)」と自信満々に返信していた。  ―――それなのに、このあまりに呆気ない幕切れ。  カヲルさんの逆ギレで一方的に関係を切られた。  要するに、カヲルさんは私の読者さんから逃げたんだ。  あんなにブログに堂々とまゆちぇちゃんを守ると書いてしまったカヲルさん本人が、私を信用しようとするどころか私を待てなかったのだから。  私の読者さんたちに顔向けできないから逃げたんだろう。         大口叩いておいて、一瞬でこのざまだ。   
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