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―――もう、誰も信用できない。
「まゆちぇちゃんの味方」
「まゆちぇちゃんのことがわかる」
簡単にそんなこと口にする奴に限って、秒で本性を曝け出して逃げていく。
誰も、信用できない。
誰も………
待って。まだ信用できる子がいた。
まだいるじゃないか。
私を必要としてくれる彼女が。
私はAさんのことだけは、離すつもりはなかった。
―――Aさんも、私から離れない限り離れることはないと信じていた。
だって、本人がそう言っていたのだから。
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