第10話. ブログ終了、エブリスタへ

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第10話. ブログ終了、エブリスタへ

   ブログを完全終了させてから数日後。  KさんとJさんから解放されてから、私は少しずつ穏やかな気持ちを取り戻しつつあった。  それでも、ア○ブロを退会できずにいた。  このアカウントを消滅させてしまえば、親しいブロ友さん達との関係も――今度こそ完全に途切れてしまうことになる。  複雑な心境にいた。  そろそろ、退会しなければならない。  それは頭ではわかっていた。      そして、これ以上、苦しむ要因になるものなんて何もない。  私はすっかり安心しきっていた。      *  その数日後、カヲルさんからの電話がなった。    ちょうど、買い物中だった。夫と家電量販店でパソコンを見ていたときだ。       ――カヲルお姉ちゃんだ。       店員さんが商品の説明をしている最中だったから、後で掛けなおそうと思った。         ところが。   その数時間後、家に帰ってバタバタしているところにカヲルさんから怒りのメッセージが届いた。 「なんで電話に出ないの?」   “出ないの?”……?出ないんじゃなくて、出れなかったのに。   なんで怒るの?     それに、カヲルお姉ちゃん、私のことをいくらでも待てるってブログでそう言ってたよね?     そんなにすぐには折り返せないこともあるって伝えたよね?     カヲルさんは凄い剣幕で怒っているので、なんて言って返したらいいのか、唖然としているうちに続きのメッセージが次々と送られてきた。 
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