第12話. 友情と憧れが消えた日

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  *  あのAさんとの電話以降、私は塞ぎこんでいた。  いくら私が真剣に向き合っても、Aさんにその気がないのだから、この関係は友達と言えるのだろうか?        Aさんは、プライベートでは連絡をしてこないしこちらから連絡しても応答してくれない。  だけど、ブログには「まゆちぇさん頑張って」「まゆちぇさんは大切なお友達」と書く。  わからない。わかなかった。  Aさんの考えていることが、まるでわからない。   それでも、私にはやることが山積みだ。  ストーカーされているKさんとJさんの状況証拠を書類にまとめる作業は体力と時間だけでなく、かなりの精神力を消耗する。     疲れ果てながら、良い結果になるように頑張るしかなかった。
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