第12話. 友情と憧れが消えた日

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 私の悲痛な心の叫びは虚しく、Aさんはとんでもない行動をとる。   「もういい!私なんか存在するだけで迷惑な人間ですよね!!」   プッ…とAさんはグループLINE電話から抜けた。  私とブロ友さんが呆気にとられていると――      「ピンポンッ♫」  AさんからのLINEメッセージが届いた。 「今までありがとう!!元気でね」    え?  まさか。まさか。  「え……やだ、嘘…」     ……Aさんは行動に移す気だ。  今まで何度も自殺未遂を繰り返してきたAさん。  「まゆちぇちゃん、Aちゃんまさかね!?」    ずっと黙っていてくれたブロ友さんは酷く動揺している。  どうしよう、どうしよう…。  「私、Aちゃんが住んでいる大阪の警察署に電話します!!○(ブロ友)さんはもう一度Aちゃんに電話してください!!」  とんでもない事態になってしまった。
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