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事態が収束したのは、日にちが明けた深夜2時。
心配する夫の横にグッタリと横たわっていると、大阪の警察署から確認の電話が入った。
私は無事解決したこと、Aさんが怪我一つないことを報告した。
参考人として、私の名前や住所、身分などを聞かれた。
結局は、一連の騒動はAさんの自演だということは間違いないが、そんなことは言えなかった。
事情聴取が終了したのは、午前3時を過ぎていた。
―――もう、無理かもしれない。
もう、もう、もう…………
Aさんに対して、はっきりと不信感を感じ、それを自分がもう拒否することはなかった。
そして、悔しくて、悲しくて、大粒の涙が溢れてきた。
「もう限界だ。疲れちゃったよ……………」
Aさんと距離を置こう、迷うことなく決心した。
何をするにも、何を決断するにも、普通の人よりスローテンポな自分のバカさ加減に笑ってしまう……
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