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最終話. あの子の笑顔に出会えた日
―――あれから8ヶ月月日が過ぎた2020年5月、私は絶望の底にいた。
KさんとJさんの執拗なストーカー行為に、頭がどうかなりそうだった。
サイバー弁護士さんの元へ夫と共に相談へ足を運んだが、根本的な解決策は思案されることはなかった。
一縷の望みにかけて、周囲のブロガーさんの力を借り2人に真正面から立ち向かってみたが、敢え無く失敗に終わった。
私は失意のドン底にいた。
そんな私を、当時協力してくれていたブロ友さんは私の意見に耳を傾けてくれなかった。私の気持ちに寄り添ってくれなかった。
「まゆちぇちゃんの力になりたい」
口では綺麗事ばかりいう人間に、ほとほと嫌気が差していた。
―――私はいつだって自分の気持ちを我慢して、他人に譲らなきゃいけないんだ。
様々な我慢が限界を迎えてしまった日。
―――もうおわり。
自叙伝も何もかも、辞めてしまおう。
「まゆちぇ」はもう終わり。
ネットなんて、すべて辞めてやる。
本気でネットから去ろうと決心した。
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