最終話. あの子の笑顔に出会えた日

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 予め打ち合わせしていたステーキ屋さんに向かうも、まだ開店前だったので、急遽近くのカフェでお茶をして時間を潰すことにした。   「まゆちぇさんて意外と声が高いんですねっ」 「え?そぉう?よく言われる!!」  最初は緊張気味だった餌食姫さんも、徐々に打ち明けてくれて、、、  そして、想像以上に変わった子だという事実が明らかになった。  ステーキ屋さんでランチ中、何度も笑いしにそうになった(本当に) 「あっははっはは〜!!」 「まゆちぇさん、声おっきいよ…!汗」  イチイチ言うことや言葉のチョイスが面白すぎて、笑いが止まらない。  餌食姫さんも、ずーっとニコニコニコニコ笑っている。  なんにも気を遣わずに、ただひたすら笑いあう時間、笑いあう関係って、こんなに心地良いんだ。   「まゆちぇさん、ラブレターでっす☆」 「へ…?ラブレター?」     餌食姫さんの手には、お手紙が。   「ラブレターかぁ!笑初めてもらった!!ありがとう!!」    今までブロ友さんに会う機会は幾度とあったけれど、ラブレターをもらったのは初めてだ。
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