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平安時代の貴族は、相手の顔も見ずに、
31文字のやりとりだけで愛を育んだという。
令和時代に生きる僕は、君の綴る文字にすっかり心を奪われている。
スマホをタップする指の先にも、古からのDNAが流れているのかな。
顔も名前も知らない君だったけど。
あ、でも、マスクの下に隠された顔よりも、
画面越しの君のほうがずっとお喋りだね。
あとは、名前と住所を特定すれば、僕のことを好きになってくれますか。
名無しのファンより。
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