虹 ー改訂版ー

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 暗いトンネルを抜けると、そこは光まばゆい世界だった。  三歳の時だったか。  亀山ヒカリは、母に 「生まれた時の記憶ってある?」  と聞かれて、覚えていたことをたどたどしくも語った。  母は 「雪国か」  と一笑に付した。
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