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次の日も、お星様は気がかりでした。夜一番に赤い体を光らせて、青い屋根のお家を眺めます。
あれあれ?
今日は、昨日まで聞こえていた泣き声が聞こえてきません。
お星様は嬉しくなって、体をキラキラ光らせます。
かんたくん、今日は泣かずにすぐパンツを履いたんですって。明日はおねしょかもしれないけれど、今はもう平気みたい。
お星様は窓から空を見上げるかんたくんの姿を見つけました。そしてその隣に立つパパの姿も。
「じゅんいちくん、お父さんになったんだね。かんたくん、これからも失敗をこわがらずに頑張ってね」
お星様はまたキラキラ光って、友達と昔の友達の成長を喜びました。
もし、お星様とお友達になりたくなったら、星柄のパジャマで寝てみるといいかもしれませんね。
お星様が流れて、君にも会いに来てくれるかもしれませんよ。
ーおしまいー
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