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「どっちかな」
「どっちかな」
パジャマの星たちはわくわくしながらも心配そうに男の子の様子を見ています。
今日も泣きながらママと相談していた男の子は、オムツの方を手に取ってそれを履くと、お星様柄のパジャマのズボンを履いてベッドにもぐり込みました。
ママはため息をつくと、明かりを消して部屋から出ていきました。
「オムツだったね」
「そうだったね」
「濡れてもいいのにね」
「いいのにね」
パジャマの星たちは少し残念そうです。
お星様は男の子の泣いていた理由がわかると、思わず笑ってしまいました。だって、昔出会ったあの泣き虫なお友達と同じ悩みだったのですもの。
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