第2話 『願いが叶う人狼?! バクストマック・ゲーム、スタート!』

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   ◇◆◇  次の日、朝目が覚めた俺はなんとなくダルくて、ぼんやりしながら学校に行った。  夢のなかの世界で人狼をすることになって、それは勝てば願いが叶うゲームで、でもミアは負けて……って、一晩の間にいろいろ起こりすぎだ。頭のなかを整理するためにも、一時間目はしっかり寝ないと。  そんなことを考えてたらホマレが来た。ミアは、なかなか来ない。めずらしいな、あいつ早起きなのに……なんて考えてたら予鈴が鳴って、すぐに本間先生が入ってきた。  起立、礼、着席。ミアはまだ来ない。っていうか、机も席もないじゃん? なんだこれ。 「出欠を取る」  本間先生はいつもどおり、淡々と言う。 「……東間ホマレ」 「はい」 「蒲帆フウキ」 「はい……って待った待った!」  さすがに俺も流せず、立ち上がってストップをかけた。 「センセ、ミアのこと飛ばすなよ! 東間ホマレの次は印路ミア、そんでやっと俺ことナイスイケメン蒲帆フウキくんだろー?」
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