都々逸茶房

1/1
前へ
/1ページ
次へ
春夏秋冬四季問わず 訪れるは山の町、 川の流れは穏やかで 岩苔の止まった時眺め、 いつの間にやら観光地 ぼくは昔の案内人、 ココには毎週訪れた 常連さんの行く先は、 親しい仲間と楽しい時間 黒板の前を忘れる頃、 道は昔からココ通る 東海道と言う旅の途中、 茶屋もあちこち今はココ 苦いお茶を嗜める、 時代は変わりお茶の色 甘いアイスでおもてなし、 四季の音と漂う香り 甘味で頭を安らげる、 ココへは二人で訪れた 今は昔と同じになって、 空には鳶がくるりと廻り 元気出せ!また逢える…… と、 見上げるのはぼく一人 昔ペダルが今アクセルに、 思えば天気に恵まれて アクセル吹かせば霧の山、 大人になったら運悪く 子供時代は晴れ男、 夕暮れカラスにお別れ告げて 今度は相棒連れて来る、 暫くは独り身の 懐古の観光巡りをしよう、 また来るよ、ありがとう!と 想い出の山は霧深く……
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加