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社長の娘
親会社から来た高山悟は突然、二年間の子会社への出向を命じられた。
東京生まれの東京育ち。
就職も東京でしたし、いきなりこんな田舎の支社でもない子会社に行かされるとは思いもしなかった事で、初めは少し落ち込んだり、理由を探したりした。
同期に話を聞くも特別な理由もなく、失態でもなく、出向して戻ると出世している人が殆どで、結婚していながら現地で浮気してたとか、子会社の子にパワハラやセクハラがなければ、戻り次第、出世は約束されているんじゃないかなと言われ、無難に仕事をしろとアドバイスをされた。
それならと、親会社にいた時同様に仕事をし、笑顔で対応を心掛けた。
総務部に経費のお願いに行くといつも笑顔で対応してくれる女性社員が可愛いと思った。
結婚してないし、付き合っている彼女もいない。
フリーであれば恋愛は自由なはず、声をかけて何度目かのデートでお付き合いが始まった。
新川彩音はさっぱりとしていて、漢気を感じる子で、それでいて料理上手でお弁当とか最高で、嫁にするなら控えめ美人、少し地味位の可愛い子が一番だと思った。
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