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その距離感がくすぐったくもあるけど、それに幸せを感じてしまっている自分を認めざるをえない。
もしかして・・・。
また、そんな期待を抱いてしまいそうな自分がいる。
だけど、亮介さんが出張で、1人でいる間に考えたんだ。
私が、すべきこと。
この結婚での私の目的
― お父様が鈴城建設の後継となること
亮介さんのおかげで、思ったよりも早く実現をすることができた。
だから、今度は私が、亮介さんの ”結婚の目的”を果たすために
できることをするんだって。
私の、この亮介さんを想う気持ちは、全部、それが終わってから考えることなんだ。
そして、今日は、ただただ亮介さんの“おもてなし”を楽しむって決めたことを、もう一度自分に思い出せるために、ほっぺたをペシペシと叩いた。
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