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「ん…っ……ぅ…!」
「は…っ…気持ちいいよ…」
静かな部屋に響く、ものすごく淫らな水音。
やがて花蓮にグッと抱きつきブルブルッと震えて、男は花蓮の上にドサッと倒れた。
「…ぅ…あー」
「っ…」
腰の震えも、荒い息もしばらくおさまらない。
「…はっ…ぁ…はぁ…」
「…………は…ッ
君…サイコーだね…」
何時間たったのか。
椎名様主催の『花見会』。
何もかもが赤い、その名の通り赤の部屋で。
ほとんど休みなく連続3回目を終えて花蓮の横に横たわった男は、ティッシュで丁寧に花蓮を拭うと、満足そうに花蓮の髪を撫でた。
「あは…
全然おさまんなかった…
こんなに興奮したの久しぶり」
「…」
花蓮は胸を上下させ息を整えつつ、真っ赤なシーツを引き上げる。
「…」
大賀は優しく微笑んで、寝ころんだままベッドサイドに手を伸ばし、備え付けの小さな赤い冷蔵庫からミネラルウォーターを出すと一度開けてまた軽く蓋をして、花蓮に手渡した。
「…あり…がとう…ございま…す」
息がまだ整わない花蓮に大賀は微笑むと、そのまま上半身を起こして煙草に火をつける。
ーー…終わっ…た…?
動けずにしばらくぐったり横たわっていた花蓮はゆっくり起き上がると、大賀に気づかれないように背を向け、眉を寄せた。
大賀のアレで散々激しく突かれたお腹の奥ーー疼きが動くたびにまだカラダに響いている。
そっと冷たい水を胃に流し込む。
染みわたるような美味しさに、喉が渇いていたと気づく。
白い肌がうっすら汗ばむ。
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