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-都内某所高層マンション最上階-
「あ!ママだ!わあああああ」
「は~いただいまくっく!いいこいいこしてた?」
「うんママ!」
-暁美 九九-5ちゃいそれがわたチ。
「ねぇ、ねぇさん父さんどこ」
「…………」
わたちがはじめてそいつを、見たのは、そのときがはじめて……わたちの第1印象は薄い……あ……それからいい忘れたけど、たぶんあたちふつうの、五歳児より、かなりあたまがいい……
「!この加齢臭とプールオムが混ざった死臭……やつだ」
「ん~くっくちゃああああん」「チュチュ」
じじぃ……
わしの名は、暁美 乱独67歳。その人類がいまだ到達しえない圧倒的、文才の才をもちい、この群雄割拠の出版業界の頂がひとつに、長年鎮座する男。そして、かわいいかわいい孫の為なら、無限に、なんでもする男。
「んん~わしのかわいいかわいいくっくちゃんんん~すりすすり」
「ちょやめてよおじじ……くさい」
「ガーン嘘でしょ……おじじ今日、結構、強めにコロンふってるよ……なんならエイトフォーも飲んでるよ」
「おじじエイトフォーは、飲むもんじゃないよ」
「え?そうなの?おじじ全力飲みしちゃったよ。どうりで蓋が開けにくいとおもったんだよおじじ……で……そこの、死に損ない風着こなしのきみは、だれ」
「後藤くんよ。さっき言ったでしょとうさん。まじボケてんの」
そうこれがおれとこの暁美家とのファーストコンタクトあたる日。
「さぁ、ごはんよごはん。みんな席についてさぁ後藤さんもほらそこ座って」
このごはんの日よりおれは、この後藤家の、一室に、住むこととになる。いいのか悪いのか?は、別として……
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